@article{oai:sapmed.repo.nii.ac.jp:00008186, author = {扇谷, 陽子 and 相澤, 博 and 大谷, 倫子 and 藤田, 晃三}, journal = {札幌市衛生研究所年報 = Annual Report of Sapporo City Institute of Public Health}, month = {}, note = {大豆のダイゼイン,ゲニステイン等イソフラボン量を把握することを目的として,道内で流通している乾燥大豆を中心にその測定を行った。平成13年12月〜平成14年5月に購入した道産大豆13検体,北海道以外で栽培された国産大豆4検体,輸入大豆3検体の計20検体中のイソフラボン類であるダイゼイン,ゲニステイン,グリシテイン及びこれらの配糖体計12種類を測定した。この結果,測定したイソフラボン類の総量は,道内で栽培された大豆13検体で2,200〜5,400μg/g(アグリコン換算値:1,200〜3,000μg/g)の範囲であった。供試大豆中値が最も高かった音更大袖は,栽培年が異なる2検体を測定したが,5,400及び4,000μg/gといずれも高い値を示した。値が最も低かったスズマルについても,同様な2検体で2,200及び2,800μg/gと低い値を示した。北海道以外で栽培された国産大豆4検体は2,000〜3,400μg/g(アグリコン換算値:1,100〜2,000μg/g),輸入大豆3検体は4,000〜4,900μg/g(アグリコン換算値:2,100〜2,600μg/g)であった。種類別では,いずれもゲニステインとその配糖体の割合が高く,その重量割合は52〜71%であった。また,そのほとんどが配糖体として存在し,最も多いマロニル化配糖体の重量割合は,70〜90%であった。アセチル化配糖体は,ほとんど検出されなかった。音更大袖やスズマルは北海道の一般的な栽培品種であり,北海道産の大豆のイソフラボン量の範囲は幅広いと考えられた。また,他の地方産大豆との比較から,北海道で栽培されたことのみにより,イソフラボン量が増加するとは考えられない結果であった。}, pages = {83--89}, title = {大豆のイソフラボン量について; 産地による比較}, volume = {29}, year = {2002} }