@article{oai:sapmed.repo.nii.ac.jp:00008175, author = {扇谷, 陽子 and 相澤, 博 and 大谷, 倫子 and 藤田, 晃三}, journal = {札幌市衛生研究所年報 = Annual Report of Sapporo City Institute of Public Health}, month = {}, note = {医薬品として使用されるグリチルリチン酸は,長期大量使用による副作用が報告されたことから,一日最大配合量に定めがあるが,食品添加物として使用されている甘草(甘味の主成分:グリチルリチン酸)は,使用量に制限がない。そこで,甘草を使用した食品中のグリチルリチン酸量を調査する目的で,これらを衛生試験法・注解(日本薬学会編,2000年版)による高速液体クロマトグラフ(以下HPLCと略)を用いる方法で測定した。漬物・調味料等58検体を測定し,その濃度は1〜1,519μg/gの範囲であった。濃度が高かったのは糖類・甘味料として甘草単独で使用されていた5試料で,510〜1,519μg/gの範囲であった。糖類等と併用された食品の含有量は1〜547μg/gの範囲で,その多くは,100 μg/g以下であった。グリチルリチン酸の甘さは砂糖のおよそ250倍であるものの含有量が少なく,かなりの甘さを他から得ていると考えられる量であった。全体として,今回測定した範囲では,一般的な量の食事をした場合,食品由来では医薬品として規制のある量までは摂取しないと考えられた。ただし,グリチルリチン酸は一般用医薬品や医薬部外品などにも多く使用されているため,これらを服用している場合は,食品由来との総和が継続して高くならないように注意する必要があると考えられる。}, pages = {58--63}, title = {甘草使用食品におけるグリチルリチン酸量}, volume = {28}, year = {2001} }