@article{oai:sapmed.repo.nii.ac.jp:00008170, author = {惠花, 孝昭 and 立野, 英嗣 and 山本, 優 and 小塚, 信一郎 and 藤田, 晃三}, journal = {札幌市衛生研究所年報 = Annual Report of Sapporo City Institute of Public Health}, month = {}, note = {著者らは1997年6月から,環境庁地球環境計画の一環である「酸性雨による材料への影響を尺度とした環境影響評価手法の開発に関する研究」のフィールド曝露試験に参加している。今回は特に札幌で実施した曝露試験データを基に,主に屋内外における設置条件の違いによる銅の腐食増量率と腐食減量率の季節変化や銅と炭素鋼の屋内外における経年変化,年間の侵食度について検討した。その結果,屋内外で銅の腐食増量率と腐食減量率に季節変化がみられ,特に,腐食減量率が大きかった季節は6月から8月の夏季で0.31%であり,12月から2月の冬季が最も少なく0.12%程度であった。また,屋内の腐食減量率は屋外の40%前後であった。銅,炭素鋼の屋外2年曝露での腐食減量率は,銅は0.71%,炭素鋼で4.1%程度に達した。屋内では,銅が0.31%,炭素鋼が2.1%程度であり,銅,炭素鋼とも長期間曝露では直線的に腐食減量率が増加する傾向がみられた。屋外の銅は1年を境にして減量速度が変化したが,曝露当初は保護膜となる腐食生成物が十分生成保持されないため,急速に腐食が進み,腐食減量率が年間にして0.6%程度に達したものと考えられる。年間の侵食度は1年を超える曝露期間では,銅が屋内外で0.2μm前後,炭素鋼が屋外で15μm,屋内で10μm程度に相当する腐食が生じたと思われる。}, pages = {71--75}, title = {札幌市における大気曝露金属板等の腐食量について}, volume = {27}, year = {2000} }