@article{oai:sapmed.repo.nii.ac.jp:00007937, author = {市橋, 大山 and 内野, 栄治}, journal = {北海道立衛生研究所報 = Report of the Hokkaido Institute of Public Health}, month = {Nov}, note = {アトピー性皮膚炎(AD)は「増悪、寛解を繰り返す、掻痒のある湿疹を主病変とする疾患であり、患者の多くはアトピー素因を持つ」と定義される。その発症、増悪化には遺伝的要因と、環境汚染因子や社会的因子が深く関わっており、病態解析とこれに連動する根治療法の開発は遅れ、未だ十分な成功をおさめていない。近年、ADの発症メカニズムの解明や治療薬、治療法の開発において、自然発症ADモデル動物であるNC/Ngaマウスが注目を集めている。NC/Ngaマウスは通常の環境で飼育すると7?8週齢より出血、脱毛、頚部の痂皮の形成などの皮膚症状、痒みによる掻痒行動がみられ、耳介部の欠失がおこる。また、加齢とともにIgE値の上昇など、ADに類似した症状を示す。我々はこれまでに札幌在住の2名のAD患者に対し、豊富町より搬送された温泉水で1カ月間の温泉療法を行い、皮膚症状や倦怠感、ある種の免疫学的パラメータの改善など、良好な結果を得た。本論文では、道内温泉によるADの療養結果を評価するための予備的検討として、ADモデル動物であるNC/Ngaマウスに豊富町より搬送された温泉水を吹きかけ、皮膚症状、血清IgE値の変化を調べたので報告する。}, pages = {96--98}, title = {アトピー性皮膚炎モデル動物を用いた温泉水の効能の評価}, volume = {52}, year = {2002} }