@article{oai:sapmed.repo.nii.ac.jp:02000002, author = {長峯, 隆}, issue = {1-6}, journal = {札幌医学雑誌=The Sapporo Medical Journal, The Sapporo Medical Journal}, month = {Sep}, note = {大学在学中に神経系の基礎、臨床の講義、実習に深く魅せられ、進路を定めました。幸いにして、独自の研修企画を許されたため、神経内科に固定する前の2年間に脳外科、精神科も経験するプログラムを組みました。脳外科を中心に術中記録、長時間モニターなどの電気生理学検査を経験することになり、臨床推論の補助として、神経内科専修となってからも多くの検査に携わりました。一度、基本的なことから学ぼうと思い、4 年間と思って進学した大学院でしたが、そのまま研究中心となり、いつの間にか定年となりました。 神経系臨床における様々な神経学的診察法は、数十ミリ秒から秒単位で起こる現象を対象としており、その基盤となる電気現象を扱うと、生理学的機序、病態の解明に近づいていきます。体外で捉える電気信号を元にその源となる神経活動を推定することになりますが、得られる情報の数がその原因となるニューロンなどの数より圧倒的に少ないという問題に直面します。この制約条件の克服のため、複数方法による相互補完と生理学的知見の応用を模索してきました。非侵襲的機能検査法を用いての正常、病的な機能解明の経験は、共同研究者に恵まれ、脳機能入出力の多方面にわたりましたが、最終講義では、運動制御とそれに関係した注意、意志を中心にお話ししたいと思います。 また、札幌医科大学に着任してからは、医学教育分野別評価や、学生サポートシステム導入などの新規の取り組みに参加しました。10 年来の経過を見るにあたり、カリキュラム作成を例にとり、いつもとは異なる運動制御の観点から眺めてみたいと思います。}, pages = {1--10}, title = {非侵襲的脳機能検索法にみられる原因推定}, volume = {92}, year = {2023} }