@techreport{oai:sapmed.repo.nii.ac.jp:00016590, author = {又村, 貴大 and 坂本, 雅則 and 佐野, 良則 and 堺, 真理 and 鷲見, 義和}, issue = {1}, month = {Jul}, note = {約2年前から両膝関節痛が生じ,屋外歩行でもつまずくことが多く,その度に膝関節痛が増悪筋は配列の違いから,一つの関節を跨ぐ単関節筋,2つ以上の関節を跨ぐ二関節筋に分別できる。下肢においては腸腰筋や大殿筋,中殿筋が単関節筋となり,大腿直筋やハムストリングス,大腿筋膜張筋が二関節筋となる。単関節筋は関節の安定や抗重力筋として重要な役割を持つに対して二関節筋は筋長が長く,多くの関節を跨ぐため最小限の筋力で姿勢保持や動作を可能とし筋力の方向を制御する。したがって単関節筋と二関節筋は相互に協調し歩行などの日常動作を遂行している。しかし,単関節筋と二関節筋活動の協調障害による報告が見受けられ,福井2>はスポーツにおけるジャンパー膝などは二関節筋付着部に多く,同時に単関節筋の筋力低下が認められたと報告している。変形性膝関節症患者については大腿直筋より広筋群に筋萎縮が認められ3\また股関節の単関節筋である大殿筋や中殿筋に有意な筋力低下が認められている。よって変形性膝関節症患者において単関節筋と二関節筋の協調障害を呈している症例が多々あると考える。今回,人工膝関節全置換術(Total knee Arthroplasty: TKA)を施行し膝関節痛は軽減したものの,歩容やバランス能力といった歩行機能の改善に難渋した症例を経験した。そこで単関節筋に着目して再評価,治療を行ったところ,歩行機能が改善し自宅退院となったので考察を踏まえ報告する。}, title = {TKA術後,歩行機能改善を目的として単関節筋に着目した一症例}, year = {2017} }