@article{oai:sapmed.repo.nii.ac.jp:00016369, author = {関川, 由美 and 宮崎, 義則 and 宇野, 智子 and 林, 元子 and 星野, 裕子 and 平岡, 彩子 and 市場, 尚子 and 城前, 有紀乃 and 小野寺, 馨 and 佐々木, 賢一}, issue = {1}, journal = {市立室蘭総合病院医誌 = Journal of Muroran City General Hospital, Journal of Muroran City General Hospital}, month = {Sep}, note = {近年、癌患者への化学療法の多様化により治療場所は入院から外来へと広がりつつあり、外来化学療法患者においても継続的な栄養評価と栄養指導が望まれる。米国では、癌患者の栄養評価として主観的包括的評価(subjective global assessment:SGA)を発展させたpatient generated-SGA(PG-SGA)という評価方法が推奨され、さらにその簡易版としてPG-SGA Short Form(PG-SGA SF)が汎用されている。今回我々は、管理栄養士が外来において化学療法患者の栄養評価・管理を容易に実施・継続することを主眼に、PG-SGA SFの一部評価項目(体重)を簡略化したmodified PG-SGA SF(mPG-SGA SF)を独自に作成し、当院入院および外来の化学療法患者の栄養状態を調査した。2018年4月から7月まで当院で化学療法を施行した患者45例(外来19例・入院26例、男性20例・女性25例、年齢中央値73 歳)を対象に化学療法サイクル別にmPG-SGA SF の各項目を調査し栄養評価した(1サイクル23 例、2ないし3サイクル13 例、4サイクル以上9例)。体重減少を1サイクル患者で47.8%に認め、2サイクル以降で30%台であった。1サイクルから味覚・嗅覚異常や消化器諸症状を21.7%、食事摂取量減少を26.1%に認め、サイクル増加と共に増加していた。主観的包括的評価(SGA)では、中等度以上の栄養不良疑いをサイクルに問わず約20%に認めた。その他身体活動量の低下症例は2サイクル以降より急増していた。mPG-SGA SF を用いて化学療法患者の栄養評価をサイクル別に実施し、化学療法患者の栄養障害の概要を把握することができた。入院ないし外来患者の化学療法を継続・完遂する上で、管理栄養士が早期から積極的に介入し栄養評価・指導を継続的に実施していくことは重要であり、この為にmPG-SGA SFは簡便且つ有用な方法と思われた。}, pages = {36--43}, title = {化学療法患者における継続的栄養指導評価を目指した取り組み : Patient-Generated SGA Short Form 改変版を用いて}, volume = {44}, year = {2019} }