@article{oai:sapmed.repo.nii.ac.jp:00016367, author = {宮谷, 政江 and 菅原, 由佳 and 渡邊, 紗規子 and 岩村, 美樹 and 山本, 圭佑 and 今, 信一郎}, issue = {1}, journal = {市立室蘭総合病院医誌 = Journal of Muroran City General Hospital, Journal of Muroran City General Hospital}, month = {Sep}, note = {今回、慢性甲状腺炎の経過観察中に甲状腺腫大を認めず、可溶性インターロイキン2受容体(sIL-2R)も正常範囲であったが、超音波検査による経時的変化が甲状腺原発悪性リンパ腫の診断に有用であった1例を報告する。症例は69 歳女性。2016年6月、頚部腫大を自覚し当院耳鼻咽喉科を受診。血液検査から甲状腺機能は正常であったが、抗サイログロブリン抗体の上昇が認められた。超音波検査では両葉に嚢胞様低エコー腫瘤が多発していた。慢性甲状腺炎が疑われ半年毎の経過観察となっていた。2017年6月、3回目の定期超音波検査の際に、左葉の低エコーサイズ増大と、エコーレベルが極めて低く後方エコーの増強する偽嚢胞所見を認め、血流は豊富であった。気管前に多発する腫大リンパ節も認められた為、甲状腺原発悪性リンパ腫が疑われ精査が行われた。穿刺吸引細胞診でも悪性リンパ腫が疑われ、消化器内科を紹介受診した。各種検査が追加され、FDG-PETでも左葉のみ集積を認めた為、core needle biopsy を施行し、diffuse large B cell lymphoma(DLBCL)と診断された。経過観察中の超音波検査では、両葉低エコー病変の様々な変化と縮小増大を繰り返す経過を追う事が出来た。橋本病の経過観察中に低エコーの濃度変化を確認した時は悪性リンパ腫を念頭に置く必要があると考えられた。}, pages = {24--29}, title = {超音波検査による経過観察が診断に有用であった甲状腺原発悪性リンパ腫の1例}, volume = {44}, year = {2019} }