@article{oai:sapmed.repo.nii.ac.jp:00016364, author = {小川, 宰司 and 渡久山, 晃 and 木村, 明菜 and 宇野, 智子 and 齋藤, 慶太 and 佐々木, 賢一}, issue = {1}, journal = {市立室蘭総合病院医誌 = Journal of Muroran City General Hospital, Journal of Muroran City General Hospital}, month = {Sep}, note = {症例は65 歳、男性。腹部緊満と意識障害により当院へ救急搬送された。右鼠径部に手拳大の膨隆を認め、CT 所見から鼠径ヘルニア嵌頓・腸閉塞によるショックと診断。ヘルニアの還納は困難であり、緊急手術となった。壊死小腸を切除、ヘルニア門は縫縮し手術を終えたが、術後も右鼠径部膨隆は改善されなかった。初診時CT の見直しにて腸管とともに脱出する膀胱の存在を疑い、膀胱に造影剤を注入してCT を撮影したところ膀胱ヘルニア併発の確定診断に至り、後日ヘルニア根治術を行った。諸家の報告によれば、鼠径ヘルニアに膀胱ヘルニアを合併する例は欧米と比較して本邦では稀といわれている。正しい術前診断がなされていない場合には術中膀胱損傷などの予期せぬ合併症を引き起こす可能性があるため、鼠径部ヘルニアの診療ではこれを念頭に置くことが肝要である。}, pages = {11--15}, title = {膀胱ヘルニアを併発した鼠径ヘルニア嵌頓の1例}, volume = {44}, year = {2019} }