@article{oai:sapmed.repo.nii.ac.jp:00013935, author = {野作, 信幸 and 白戸, 崇嗣 and 吉嶋, 邦晃 and 木村, 朝基 and 宇野, 智子 and 石川, 一郎 and 荒木, 大輔 and 今, 信一郎}, issue = {1}, journal = {市立室蘭総合病院医誌 = Journal of Muroran City General Hospital, Journal of Muroran City General Hospital}, month = {Aug}, note = {自施設の分離菌状況を把握することは感染症診療や感染対策を行うために有益である。今回、当院における血液培養の分離菌を後方視的に調査して検出状況について集計を行った。2011年1月から2015年12月までの5年間に当院臨床検査科で実施した血液培養検査の採取セット数は、合計10,772セットであった。1,000 patient-days あたりの血液培養採取セット数の年次推移は、2011年が14.7セットで、2015年は13.7セットであり、平均採取セット数14.0であった。平均陽性率は16.8%と大きな変動はなかった。2セット採取率は2011年が86.1%であったが、翌年は91.9%と増加、以降は90%を超えて推移し、2015年には93.9%と、当院での2セット採血は適切に実施されていた。5年間の分離状況について、菌種別では腸内細菌科は39.4%(2013 年)〜52.7%(2015 年)で変動していたが、分離頻度は最も多く、次いでブドウ球菌属であった。主要検出菌では、E. coliがS. aureusに比較して多く認められ、2011年でE. coli 24.6%(ESBLを含む)、S. aureus 11.2%(MRSAを含む)であり、2015年での同様の比較では、E. coli 29.9%、S. aureus 7.5%であった。厚生労働省院内感染対策サーベイランス(JANIS)公開情報のデータに比べて当院の分離頻度はE.coliが高い傾向にある特徴を示した。採血時における汚染率は2011年の2.9%から2015年に2.1%と僅かな減少が認められ、5年間の汚染率の平均は2.4%であった。}, pages = {41--47}, title = {当院における血液培養検査の分離菌検出状況 : 2011年から2015年について}, volume = {42}, year = {2017} }