@techreport{oai:sapmed.repo.nii.ac.jp:00013790, author = {野村, 太一 and 矢口, 裕章 and 辻, 隆裕 and 水戸, 泰紀 and 田島, 康敬}, issue = {2}, month = {}, note = {抗SRP抗体陽性壊死性ミオパチーは、炎症性ミオパチーの中でもその治療反応性や病理組織像が特異的であり近年注目されている疾患である。今回我々は当院での48歳男性例をはじめて見出だし、その臨床症状、病理学的所見に検討を加え報告する。患者は48歳の男性で、半年前から歩行困難を自覚していた。症状の進行があり、階段が昇り難く、転倒も繰り返すようになり当科を初診した。初診時、神経学的に頸筋と四肢近位筋優位の筋力低下を認め、Gowers徴候が陽性であった。深部腱反射は正常であり、筋把握痛も認めなかった。血液生化学的検査では炎症反応は陰性であるが、クレアチンキナーゼ(CK)、アルドラーゼ(ALD)の著明な上昇を認めた。筋MRIでは大腿にT2強調像での高信号域を認め、その一部はガドリニウム造影効果を伴っていた。針筋電図検査では筋原性変化と神経原性変化の混在を認めた。筋炎特異的抗体では抗SRP抗体と抗Ku抗体が陽性であった。また興味あることに髓液検査では蛋白の高値を認めた。筋病理組織学的検査では、CD68陽性のマクロファージの浸潤を認めるものの、リンパ球浸潤には乏しく、壊死、変性所見が主体であった。以上の結果から抗SRP抗体陽性壊死性ミオパチーと診断しステロイドパルス治療、さらには免疫グロブリン大量投与療法を行った。これらの治療によりCK、ALD値は低下したが、筋萎縮の進行があり、筋力の回復は遷延していた。}, title = {抗Ku抗体陽性で髄液中の蛋自高値を伴った抗SRP抗体陽性ミオパチーの一例: 臨床病理学的検討}, year = {2015} }