@article{oai:sapmed.repo.nii.ac.jp:00013717, author = {和田, 典男 and 芦原, 順也 and 小原, 慎司 and 柳澤, 克之 and 田中, 博 and 関, 利盛 and 柳内, 充 and 辻, 隆裕 and 深澤, 雄一郎}, issue = {1}, journal = {市立札幌病院医誌 = Acta medica nosocomi Sapporo = The Journal of Sapporo City General Hospital}, month = {Dec}, note = {副腎に結節病変を指摘されて当科を受診した58歳の症例を報告する。治療抵抗性高血圧と低カリウム血症を示したが、複数回の測定でもPRAの抑制がなく、ARR高値にはならなかった。入院時血漿レニン活性2.1 ng/m1/h、血漿アルドステロン濃度322 pg/mt、アルドステロン/ レニン比153.3であった。 機能確認検査でアルドステロンの自律分泌が示唆され、副腎静脈採血により左優位のアルドステロン過剩分泌を認めた。腹腔鏡下副腎摘出術は術中開腹手術に切り替えられ、左副腎と腎臓の一部が摘出された。病理学的には副腎皮質に1.5mmの腺腫を認めた。免疫染色にて腫瘍細胞に3 βHSD2、CYP11B2が発現していた。腎臓の病理所見は腎硬化症とそれに続発するfocal segmental losclerosis(FSGS) であった。術後、血清カリウムは正常化し、アルドステロン分泌は明らかに低下した。本症例のようなレニンの抑制のない原発性アルドステロン症の病態は、長期間無治療で経過し腎障害を来たした原発性アルドステロン症患者に発生すると考えられた。}, pages = {65--70}, title = {レニンの抑制を認めない原発性アルドステロン症の1例}, volume = {74}, year = {2014} }