@article{oai:sapmed.repo.nii.ac.jp:00013353, author = {神原, 啓輔 and 橋本, 雅人 and 大黒, 浩 and 久原, 真}, issue = {1}, journal = {市立室蘭総合病院医誌 = Journal of Muroran City General Hospital}, month = {Sep}, note = {今回我々は片頭痛後に外転神経麻痺を繰り返し発症し、3-Tesla MRI において外転神経麻痺の責任病巣を確定できた眼筋麻痺性片頭痛の1例を経験したので報告する。症例は14歳の女児。幼少時より片頭痛に伴う眼球運動障害を繰り返し発症していた既往がある。平成23年秋に片頭痛に伴い水平性複視が出現。神経眼科的所見としては左外転神経麻痺を認め、脳幹部画像検索を行った。3-Tesla MRI におけるFIESTA-C thinスライス(0.3mm 厚)画像では、外転神経に平行な斜め水平断において、左外転神経根出口部(root exit zone)が局所的に腫大し、さらに造影SPGR 法において同部位が著明な造影効果を示した。またFLAIR 法において大脳皮質に脱髄斑を認めた。これらの画像および臨床所見より、眼筋麻痺性片頭痛および多発性硬化症と診断した。ステロイドの全身投与を行ったところ、外転神経麻痺の改善がみられ、画像検査においても左外転神経根の造影効果は減少した。近年、眼筋麻痺性片頭痛のMRI 画像の特徴として動眼神経根出口部の菱形様腫脹および造影効果が報告されている。本症も外転神経根における同様の画像所見を呈し、眼筋麻痺性片頭痛のMRI 所見と考えた。3-Tesla MRI における外転神経麻痺型片頭痛の画像所見の報告例はこれまでになく本症例が最初の報告例である。}, pages = {23--26}, title = {3-Tesla MRI によって責任病巣が確定できた外転神経麻痺型片頭痛の1例}, volume = {40}, year = {2015} }