@article{oai:sapmed.repo.nii.ac.jp:00012970, author = {伊東, 文子 and 清水, 晴夫 and 石上, 敬介 and 山本, 至 and 那須野, 正尚 and 中垣, 卓 and 佐藤, 修司 and 金戸, 宏行 and 渋谷, 均 and 今, 信一郎}, issue = {1}, journal = {市立室蘭総合病院医誌 = Journal of Muroran City General Hospital}, month = {Oct}, note = {症例は60代、女性。平成11年に盲腸癌及び上行結腸癌を指摘され、右半結腸切除術施行。平成17年に横行結腸癌を指摘され横行結腸切除術を施行。既往・家族歴よりアムステルダム診断基準を満たしており、遺伝性非ポリポーシス大腸癌(HNPCC)と診断された。平成21年には子宮体癌を指摘、術前の精査にて、肝左葉に腫瘍性病変を認め、転移性肝腫瘍が疑われた。画像精査や病歴から、子宮体癌からの転移ではなく、大腸癌肝転移再発と診断されたため、外科的切除の方針となった。同年肝外側区域切除術を施行。切除標本の病理検査で、悪性リンパ腫(diffuse large B cell lymphoma,DLBCL)と診断されたため、CT、PET、ガリウムシンチ、骨髄穿刺等、追加検査を施行したが、他部位のリンパ節の腫大やリンパ腫細胞の浸潤を認めなかった。そのため、肝原発悪性リンパ腫と診断し平成21年12月よりR-CHOPを開始した。合計3コースを施行後、外来にて画像を中心とした経過観察をおこなっているが、現在まで再発せず寛解を保っている。今回我々は、HNPCC術後に発症した肝原発悪性リンパ腫を経験した。我々が検索し得た限りでは、子宮体癌と肝原発悪性リンパ腫の合併例の報告は認めなかった。また、HNPCCと肝原発悪性リンパ腫の合併例の報告も認めなかったが、遺伝子変異において関連性を示唆する報告が認められていることから、今後の報告が待たれる所である。}, pages = {5--9}, title = {遺伝性非ポリポーシス大腸癌(HNPCC)術後に肝原発悪性リンパ腫を発症した1例}, volume = {38}, year = {2013} }