@article{oai:sapmed.repo.nii.ac.jp:00012946, author = {古口, 華子 and 猪熊, 大輔 and 楠堂, 晋一}, issue = {1}, journal = {市立札幌病院医誌 = Acta medica nosocomi Sapporo = The Journal of Sapporo City General Hospital}, month = {Oct}, note = {22歳、女性。初診の約半年前から左腹部に硬結を自覚した。初診時、表面皮膚が褐色調の、軽度の圧痛を伴う1.Ocm大の皮下結節を認めた。合併症として、初診の半年前より多発肺嚢胞で気胸を繰り返し、肺縫縮術を受けていた。また、左上肢の脱力感としびれの精査で、画像上多発性脳実質性病変が指摘され、入院中であった。臨床的にAngioleiomyomaやDermatofibromaなどの良性腫瘍を鑑別に挙げ、全摘生検を行った。病理で真皮から皮下にかけて、異型な類上皮細胞がシート状に増殖し、血管を取り巻くように配列していた。免疫組織学的にCD31、CD34などの血管内皮細胞のマーカーが陽性で、かつCytokeratinも陽性であり、Epithelioid angiosarcomaと診断した。皮膚生検を契機に初診半年前に施行された肺縫縮術の際の組織が再検討され、肺病変もEpithelioid angiosarcomaに矛盾しない所見であった。脳病変についてもEpitheliod angiosarcomaの転移が示唆された。皮膚生検を機に多発他臓器転移病変を診断しえたまれなEpitheliod angiosarcomaの症例であり、皮下結節に対する積極的な生検が必要であることを改めて再認識した。}, pages = {81--86}, title = {若年女性に発症したEpithelioid angiosarcomaの1例}, volume = {72}, year = {2012} }