@article{oai:sapmed.repo.nii.ac.jp:00012942, author = {福澤, 信之 and 原田, 浩 and 千葉, 博基}, issue = {1}, journal = {市立札幌病院医誌 = Acta medica nosocomi Sapporo = The Journal of Sapporo City General Hospital}, month = {Oct}, note = {当科における心機能低下を有する腎移植症例4例について報告する。年齢中央値は51.5歳(39?54)、すべて男性。原疾患はADPKD2例、糖尿病性腎症1例、CGN1例。透析歴中央値は6.8(1.5?34)年であり術前心エコー検査で左心機能低下を認め左室駆出率は中央値42.5(30?48)%であった。全例術中から利尿目的に低用量ドパミン(1-3mg/kg/min)およびhANP(0.025?0.05ug/kg/min)が投与された。2症例においては術直後からの利尿は乏しいが安定した利尿が得られ心不全、溢水の徴候なく経過した。そのうち症1例は術後7日目から上室性頻脈を認め尿量が減少し、βプロッカーとドパミンを再開し再利尿が得られた。他の2症例は術後3日目、14日目で溢水となり限外濾過による除水を2および6回行いうっ血性心不全を脱し、うち1例においてはhANPを13日間再投与し利尿が得られた。同期間に施行された術前に心機能低下を認めない生体腎移植117症例と移植後の血清クレアチニン値について比較したが、移植後1、6、12ヶ月において遜色ない値であった。低心機能者でも、心機能低下を有さない症例と遜色ない移植腎機能が期待できるが、周術期の慎重な管理が必要である。}, pages = {57--60}, title = {心機能低下例に対する腎移植の経験}, volume = {72}, year = {2012} }