@article{oai:sapmed.repo.nii.ac.jp:00012927, author = {和田, 吉生 and 堀田, 記世彦 and 高田, 祐輔}, issue = {2}, journal = {市立札幌病院医誌 = Acta medica nosocomi Sapporo = The Journal of Sapporo City General Hospital}, month = {Mar}, note = {移植後リンパ球増殖性疾患(PTLD)は、多くの症例でEpstein-Barr virus(EBV)の初感染あるいは再活性化が関与していることが知られている。しかし、今回EBVの関与が証明されなかったPTLDを経験したため、ここに報告する。症例は64歳の男性で、7年間の血液透析を経て、妻をドナーとした生体腎移植が施行された。免疫抑制薬はシクロスポリン/ミコフェノール酸モフェチル(MMF)/プレドニゾロンの3剤で導入され、以後の経過は良好であった。移植46ヶ月後に右下腹部痛が出現し、造影CTを施行したところ、移植腎上極に長径15cmの腫瘍を認めた。経皮的針生検を施行し、びまん性大細胞型B細胞性リンパ腫と診断された。EBER(EBV-encoded RNA)染色は陰性、EBV-DNAも陰性であり、EBVの関与は証明されなかった。MMFを中止し、R-CHOP(リツキシマブ、シクロフォスファミド、ドキソルビシン、ビンクリスチン、メチルプレドニゾロンによる抗がん剤治療)を6コース施行して完全寛解となった。以後、移植腎機能を喪失することなく、安定して推移している。}, pages = {79--83}, title = {Epstein-Barr virus陰性の腎移植後リンパ球増殖性疾患の1例}, volume = {71}, year = {2012} }