@article{oai:sapmed.repo.nii.ac.jp:00012925, author = {小林, 健太郎 and 臼渕, 浩明 and 原田, 太以佑}, issue = {2}, journal = {市立札幌病院医誌 = Acta medica nosocomi Sapporo = The Journal of Sapporo City General Hospital}, month = {Mar}, note = {症例1:70代男性。下血があり、腹部造影CTで回腸に造影剤の血管外漏出像を認めた。緊急血管造影を行い、回腸動脈の分枝に出血点を認め、出血点近傍にマイクロコイルを留置後、外科的に切除した。漿膜面まで達する潰瘍からの出血であった。現在再出血なく外来で経過観察中である。症例2:80代男性。悪性リンパ腫に対する化学療法中。下血による出血性ショックがあり、腹部造影CTで小腸に造影剤の血管外漏出像を認めた。緊急血管造影で空腸領域に出血点を認め、近傍にマイクロコイルを留置後、外科的に切除した。小腸のリンパ腫病変からの出血であった。術後全身状態の悪化と再出血のため永眠された。小腸出血に対する治療としては経カテーテル的動脈塞栓術や手術が選択される。開腹手術において、出血点を漿膜面から同定することは困難であり、補助手段として血管内にコイルをマーカーとして留置した例が報告されている。今回小腸出血に対してコイルをマーカーとして留置することで開腹時に速やかに責任病変を同定することができ、迅速・確実な切除が可能であった2症例を経験したので報告する。}, pages = {69--74}, title = {責任動脈コイルマーキングが手術時に有用であった小腸出血の2例}, volume = {71}, year = {2012} }