@article{oai:sapmed.repo.nii.ac.jp:00011967, author = {中島, 菊雄 and 平賀, 康晴}, journal = {北海道整形外科外傷研究会会誌 = The Journal of Hokkaido Orthopaedic Traumatology Association}, month = {Mar}, note = {われわれは踵骨裂離骨折後に皮膚壊死,感染を生じ,治療に難渋した症例を経験したので報告する。症例は53歳の男性で,糖尿病の既往と喫煙歴がある。初診時に外傷の訴えがなかったため,骨折の診断が遅れ,手術時には踵骨後方の皮膚は既に壊死となっていた。骨折部の整復・固定と同時に局所皮弁手術を行なったが,皮弁壊死,骨折部の再転位,創感染を生じ,骨折の再固定,medial plantar flap での被覆,数回のdebridement を要した。踵骨裂離骨折は比較的珍しく,皮膚壊死や再転位が報告されている。骨片が大きく転位することにより,皮膚・皮下組織と深部との連絡が途絶するわけであり,degloving 損傷と同様の病態と考えられる。この骨折は,当初より骨折と皮膚損傷の両面からの治療を考えるべきであり,早期の整復と軟部組織への愛護的な操作,強固な固定が必要である。}, pages = {5--9}, title = {皮膚壊死・感染を生じた踵骨裂離骨折の1例}, volume = {27}, year = {2011} }