@article{oai:sapmed.repo.nii.ac.jp:00010532, author = {新井, 隆太 and 加藤, 竜男 and 西池, 修}, journal = {北海道整形外科外傷研究会会誌 = The Journal of Hokkaido Orthopaedic Traumatology Association}, month = {Mar}, note = {大腿骨頚部骨折に対しHannson pin を用いた骨接合術術後に,大腿骨転子下骨折を生じた2例を経験した.症例1は74歳女性.Hannson pin により大腿骨頚部内側骨折骨接合術を行い術後7日目に転倒し,遠位ピン刺入部で骨折を認め,Hannson pin を抜去しEnder 釘による骨接合術を施行した.症例2は42歳男性.Hannson pin による骨接合術を行い,術後6週にトイレでかがんだ際に大腿部痛を自覚し,遠位ピン刺入部で骨折を認めた.Hannson pin を抜去しEnder 釘による骨接合術を再度施行した.症例1では骨脆弱性が基盤にあり,転倒によりHannson pin 刺入部の大腿骨外側骨皮質欠損部に外力が集中し,転子下骨折が生じたと考えられた.症例2では股関節屈曲時に,腸腰筋収縮による応力がHannson pin 刺入部およびガイドピン打ち直しにより生じた大腿骨外側骨皮質の骨脆弱部に集中し,骨折したと考えられた.Hannson pin による骨接合術では,刺入部の大腿骨外側骨皮質の強度を低下させる原因となるガイドピンの打ち直しを避ける必要があると考えられた.また,骨粗鬆症の程度が強い症例では荷重を遅らせるなどの術後リハビリテーションの工夫が必要であると思われた.}, pages = {76--80}, title = {大腿骨頚部骨折に対するHannson pinによる骨接合術術後に大腿骨転子下骨折を生じた2例}, volume = {24}, year = {2008} }