@article{oai:sapmed.repo.nii.ac.jp:00010445, author = {前田, 俊之 and 木村, 希望}, issue = {1}, journal = {市立室蘭総合病院医誌 = Journal of Muroran City General Hospital}, month = {Dec}, note = {閉塞性動脈硬化症(arteriosclerosis obliterans、以下ASO)に対する血管内治療は、低侵襲性治療としてステントを用いた治療が急速に普及しつつある。ステントを用いた血管内治療は、大腿動脈領域では高い再狭窄率に問題を残しているが、腸骨動脈病変では良好な初期および遠隔成績が報告されている1),2),3),4),5)。今回我々は、当科における腸骨動脈領域のASOに対する血管内治療の成績を検討したので報告する。1998年6月から2007年11月までに、腸骨動脈領域のASOに対し、当科において血管内治療を施行した症例は17例であり、男性16例、女性1例、平均年齢は72.2歳であった。また、Trans Atlantic Inter-Society consensusⅡ(TASCⅡ)によって層別化された分類6)(以下、TASC 分類)に基づいた病変形状はA型が16例、B型が1例であった。ガイドワイヤーが病変部を通過しなかった1例を除く全例にstenting を行い、初期成功率は91.4%であった。合併する大腿動脈以下の血管病変に対し、同時手術を2例、二期的手術を2例に施行した。在院死亡は2例に認め、平均入院期間は29.7日であった。再狭窄は1例で、術後1年6ヵ月後に90%のステント内再狭窄を認めた。当科における腸骨動脈領域のASOに対する血管内治療の成績は諸家の報告と同様に満足するものであった。2例の在院死亡は、いずれも併存疾患を有する対側下肢切断例であり、より厳重な全身管理が重要と思われた。}, pages = {31--33}, title = {腸骨動脈領域の閉塞性動脈硬化症に対する血管内治療}, volume = {33}, year = {2008} }