@article{oai:sapmed.repo.nii.ac.jp:00010398, author = {高畑, 智嗣}, journal = {北海道整形外科外傷研究会会誌 = The Journal of Hokkaido Orthopaedic Traumatology Association}, month = {Mar}, note = {寛骨臼骨折後に様々な重大合併症が発生し,最終的に患肢荷重不能となった症例を経験した.症例は61歳男性.右の寛骨臼両柱骨折であった.受傷8日後,手術室で患肢を挙上して消毒中に肺血栓塞栓症が発症した.緊急の開胸手術で救命された.受傷38日後,寛骨臼骨折の手術中に腸骨内側面の静脈を破り大出血した.プレート固定術の11日後,腸骨鼠径手術創が開いて感染が判明したが,3ヵ月後に瘻孔は閉じた.その後,大腿骨頭壊死が発生した.プレート固定術の13ヵ月後に抜釘し,ようやく CRP が陰性化した.抜釘手術の21ヵ月後に THA を施行した.THA の6ヵ月後に cup の中心性脱臼が発生し,腸骨鼠径手術創から排膿した.高次病院で人工関節抜去および抗生剤セメントビーズ留置術が施行されたが,術中出血は6460gに達した.受傷後約5年の現在,患肢荷重は不可能で,ほぼ車いすの生活である}, pages = {2--5}, title = {様々な合併症が発生した寛骨臼骨折の1例}, volume = {23}, year = {2007} }