@article{oai:sapmed.repo.nii.ac.jp:00010316, author = {川上, 亮一 and 土田, 芳彦 and 相木, 比古乃 and 平岩, 哲郎 and 辻, 英樹}, journal = {北海道整形外科外傷研究会会誌 = The Journal of Hokkaido Orthopaedic Traumatology Association}, month = {Mar}, note = {手掌部広範囲軟部組織欠損は知覚を有する無毛の皮弁による再建を必要とするため,皮弁の選択に苦慮することが多い.症例は20歳,男性.作業中に誤って空調ファンに右手を巻き込まれて受傷した.初診時,右手掌部から第3?5指掌側にかけての広範な熱圧挫傷を認めた.受傷後7日目に再建術を施行した.手術は損傷皮膚をdebridement し,患肢同側から9×20cm 大の遊離橈側前腕皮弁を移植し再建した.また前腕橈側皮神経を正中神経皮枝に吻合し知覚再建を行った.手術後6ヵ月で手指の自動可動性と手掌部の防御知覚能が再獲得された.手掌部の皮膚欠損に対して最適な皮弁を選択することは難しい.有茎の腹壁・鼠径皮弁や逆行性橈側前腕皮弁は手技的に容易であるが知覚を再建できない欠点を有する.遊離知覚皮弁である内側足底皮弁や上腕外側皮弁による再建は有効な手段であるが,採取皮弁の大きさに限りがある.本症例では遊離橈側前腕皮弁を知覚皮弁として移植し,機能的に良好な結果を得ることができた.しかし,ドナー側に整容面上の問題が残存した}, pages = {2--6}, title = {手掌部 heat press injury に遊離前腕皮弁を用いた1例}, volume = {21}, year = {2005} }